闇金について

ヤミ金 利用者(そこまでお金が必要な人とは)

2015年1月6日

借りてくれる人がいなければ、ヤミ金は商売ができません。
そもそもヤミ金にお金を借りるような人は、他に借りるアテがない人です。

普通の人であれば、マイホーム、車、教育資金等、借りる金額が多い場合は、まずは銀行から借りるでしょう。銀行からお金を借りるほうが利息が少なくて済むからです。
しかし銀行で借りることができなければ、諦めるしかありません。

100万円、さらに小額の場合はどうでしょうか。
その場合は銀行でなくてもカード会社でも借りることができます。
利息は銀行より高めですが、クレジットカードの場合もショッピングやキャッシングで100万円は借りることができます。もちろん一定の収入があることが条件です。

では、他に借金がある多重債務者であったり、収入が不安定、もしくは無職であった場合はどうでしょうか?

残念ながら、正規の方法でお金を貸すところはどこもないでしょう。

そうなればヤミ金に頼らざるおえません。
ヤミ金を利用する人がいなければヤミ金も商売ができないのです。

 

そこまでお金が必要な人

多重債務者

まず一番のターゲットは多重債務者です。多重債務者は他所から借金をしており、その返済をしなければなりません。返済を怠ってしまうと、ブラックリストとして今後融資を受けることができないだけでなく、借金の一括返済を求められます。そうなるとアウトです。

返済期日までに何が何でも返済しなければなりません。
その場合、最終的に頼るところはヤミ金しかありません。ヤミ金とわかっていても頼るしかないのです。高い利息を覚悟の上でヤミ金に融資を申し込みます。

では、ヤミ金にとって多重債務者はお客と成り得るのか。
普通であれば借金まみれの多重債務者にお金を貸すことはありません。
返済の保障がどこにもないですから。

ヤミ金もバカではありませんので、身辺調査を行った上で、小額のお金を融資します。
もちろん、融資しない場合もあります。
ですが、何らかの形で回収できると判断した場合、3万~5万円の融資を行います。
3万~5万円と小額であれば、万が一の時にも諦めがつくからです。
ただし返済が滞ったら、法律は関係なしに取り立てが始まります。

主婦

主婦の中でも、夫に隠れてヤミ金にお金を借りるケースが増えています。
買い物依存、ギャンブル依存、ストレス発散の場としてお金を使い、いつの間にか生活費がなくなります。そのことを夫には知られたくないため、その埋め合わせに借金をするのです。

ヤミ金にとって、主婦は格好の餌食です。最終的には夫という「保証人」が付いているわけですから、逃げられる心配もありません。総量規制の導入で消費者金融等へ借りにくくなっています。

新聞広告、折込チラシ、主婦の間での口コミ等、あやしい消費者金融(ヤミ金)の情報は溢れています。

主婦の場合、誰にも相談できないことも多いため、ヤミ金に手を出してしまうケースが多いのです。

個人事業主、中小企業経営者

お金が必要、、、ヤミ金しか・・・
通常は銀行と取引をしている経営者ですが、運転資金に困ってしまう場合もあります。
銀行への支払い、取引先への支払い等が滞ってしまうと、そこで信用がなくなり、一発で倒産リスクが高まります。

サラ金にも借りれず、資金繰りに失敗・・・・
最終的にはヤミ金に頼るしかありません。

1ヶ月先のお金ではなく、今直ぐお金が必要なんです。

信用を失うよりは、暴利であろうとお金が必要です。
一生懸命事業をやってきたため、会社を潰すわけにはいかないのです。

ですが、一時的に資金繰りはできても、高い利息をプラスして返済していかなければならないため、いずれは破綻してしまします。

ヤミ金はリボルビング払いと同じ?

普通にお金を融資することができない者へお金を融資するのがヤミ金の仕事です。
もちろん回収できないリスクもありますが、リスクを少なくするためにも人物や詳細な身辺調査を行います。

そしてヤミ金の特徴ですが、元本が返済できない場合は、利息のみの返済でも可能なところがほとんどです。ヤミ金業者にとっても、直ぐに返済されてしまうと、利益が少なくなります。毎週毎週、利息のみの支払いであれば、長く搾取することができます。
そういう意味ではリボルビング払いと仕組みは似ています。
リボ払いも、返済は少ない金額を一定にすることにより、長期間の返済になるからです。

律儀に返済をしている者については、融資金額を上げることもあります。
既に返済したものに対して、営業をすることもあります。

 

-闇金について