欲に目がくらみ、自分だけでなく知人を巻き込み、投資ではないギャンブルに手を出した結果こうなったという感じだ。自分で出資した2000万は戻らず、先輩後輩にも迷惑をかけて信用を失った。松竹芸能事務所も迷惑をかけたと辞めざるおえなかった。
巨額投資トラブルをおこしたTKO木本武宏の会見。
FX投資に不動産投資。FXはプロトレーダーに依頼して運用。しかしうまくいかず、途中で逃げ出した。不動産はお金を預ければ１ヶ月で50％増えるという言葉に乗った。（実際に物件があったのかもわかず恐らく詐欺だったのではないかとのこと）
おいしい話が一般庶民に降りてくるはずがない。
美味しい話を持ちかけられたら？そんなに儲かるなら自分が借金してでもやれば良い。なぜ儲かる話を他人に教える必要があるのか。まずそこを疑う必要がある。
しかし、そこがわかっていても、自分だけは騙されないと思ってしまう
もしかしたら、少額だったなら、宝くじを買う感覚でお金を出したかもしれない。戻らなくても痛まない程度に。もしそれが2倍、3倍と増えて戻ってきたらどうだろう。信じてしまってもっとお金が出すかもしれない。だって戻ってきた実績があるのだから。ここまでくれば本当に良い鴨だ。数字が増えていく高揚感を忘れられず、冷静な自分ではいられないだろう。
詐欺の手口として、最初は少しだけ利益を与える。そして大金を出させて、とんでしまう。
TKOの木本武宏氏もかなり投資について勉強されていたようがだが、（本人は素人だと言っていたが）、それでも結果騙された。
投資とギャンブルは違う。投資は「利益を得る目的で事業に資金を出すこと」
ギャンブルは「偶然や運に頼る危険な試み」
文字にすれば全く意味が異なるものだが、どちらも共通するのが「儲けたい」。だがその手段がまったく異なる。
投資の場合、もちろん運も必要だが、必要な知識を養えば成功する可能性は上がっていく。しかしギャンブルはいつも五分五分だ。いや胴元が必ず儲ける必要があるのでいつでも損をする可能性の方が高い。これはパチンコもパチスロも同じで、勝ちたければ釘を読んだり、ハイエナするしかない。何も考えずに好きな台を打ち続けていけば必ず負けてしまう。
TKO木本は「今後は信頼を取り戻せるようにまっすぐ頑張って行きたい」とお笑い芸人としてやっていくことを報告。自身を振り返って、騙されないための講演も依頼があればやっていきたいとのこと。
今回は芸能人が巨額投資トラブルにあった事件。メディアに大きく取り上げられたため、そういう意味では警報を鳴らす役割を担ってくれたのかもしれない。
そして1月23日、同日にぱんちゃん璃奈選手からも謝罪動画も上がった。偽の格闘家のサインをヤフーオークションで3件販売したことで逮捕されていた。
こちらも知人から100％儲かるからと投資の誘いを受けある案件に300万円以上も投資。しかし1週間くらいでそのサイトに繋がらなくなってしまった。（どのような投資内容かは明言せず）。再度、知人から次は大丈夫と別の案件を誘われ、損した額を取り戻したい一心でこちらも数百万を投資。しかしこちらにも騙された。
ぱんちゃん璃奈選手曰く、事件を起こしたのは1500万円以上の損失をだし善悪の判断ができなくなったためで、知人が悪いわけではなく自分自身の心も問題とのこと。
