闇金の実態を探っていきます。
闇金業者の規模はどれくらいでしょうか？
実際には「闇金ウシジマくん」で出てくるように10名以内のところがほとんど。
あまり人数を多くし過ぎると目立ち過ぎてしまうから。
では、闇金業者はいくら稼いでいるのか、従業員の募集などはどこで行なっているのか気になるところ。
以下は実際に闇金で勤めていた「従業員」の生の声です。
闇金業者の募集や給与待遇はどうなっているのか
闇金業者従業員の給料
回収件数が増えるほど給料は上がるが、逆に回収できないとマイナスになることもある。
給料は月額マイナスから200万円程。
闇金従業員の募集
最初は求人雑誌にテレアポみたいな募集だった。
面接の時は相手が車で迎えに来て外の景色を見せないように車内カーテンを張っていた。
いろいろと身辺調査のようなものをされて採用となった。
事務所の住所は不明で、毎朝駅近くの喫茶店が出勤場所。
もしかして闇金か・・・という感じがスタートだった。
暴力なんかは使わない。やるのは精神的な嫌がらせ
初出勤の日に駅で携帯を三台と名簿を渡され「今日中に回収してきて」と言われた。
途中で逃げたりしたときの対応は厳しいと忠告された。
闇金の取り立て方法
普通に取り立てに行くと居留守を使われる。居留守を使われた場合は扉を叩く場合がある。
宅配便や新聞屋を装うことも。
回収できない場合は、ピザや特上寿司の出前を頼んだり、ゴミを大量に送ったりもした。他にもスロットの中古台を着払いで１０台注文したり、エロ本とかの裏表紙にかかれている怪しいブレスレットを注文して送りつけたりもした。
本人宛に送っても効果がない場合は、関係ない親戚の家に消防車を呼んだりもした。実際に自分のせいで知り合いに迷惑をかけたという「罪悪感」によって回収できることも多い。
闇金の回収の仕事に心が痛まないのか
痛むわけがない。相手は利息がいくらか分かった上で借りてるんだから。
たちの悪いやつは最終的に元金すら返さないのに「闇金だろうが！！」って怒鳴ってくる奴もいる。
ドラマに出てくるような貧乏で泣けるような話は実際にはないし、金を借りる奴は闇金と知ってて借りている。だから可哀想とかそんなものは通用しない。
最初から金利が高いと伝えているし、それを納得した上で借りているわけだから。
警察などへは垂れ込まれない。それはね、相手の良心をつついた話術でどうとでもなるものだよ。
所詮、闇金は違法行為なんだから出るところに出られれば立場的に弱いのでは
弱いも何も、そんなに知識があるやつは最初から借りに来ない。出るところに出れるようなインテリには最初からお金は貸さない。
本人が返せないなら、身内に返してもらう。身内がいない奴には貸さない。だから最初から知り合いの名前や電話番号もきっちりと控えておくんだよ。
今は暴力なんかは使わないよ。やるのは精神的な嫌がらせさ。
5万円お金を借りて返してくる割合は
- 何事もなく期限通り返してきた：４割
- 遅れはしたが返してきた：２割（電話での催促も含む）
- 嫌がらせの末に返してきた：２割
- 回収できなかった：２割
８割返ってくるんなら２割くらい捨ててもどうということはない。
例えば元金３万、利息が膨れて計１２万。じゃあ８万で泣いてあげる、みたいな。
そんな和解もしょっちゅうあるよ。
闇金を続けていると、感情が無くなるし人間不信になる
闇金なんか長くやってられないよ。（ヤミ金業者の実態）
