闇金について

闇金の手口

2007年1月1日

闇金と一口で言えど、様々な手口で誘いこんできます。

特徴として雑誌の広告や看板、電話、ダイレクトメール(DM)、電信柱等の張り紙、そしてホームページ、メールなど様々です。

少しでも興味を持てるような広告をだしてきます。
そして、そこで連絡してしまうと取り返しがつきません。

以下が主な闇金の手口です。

闇金の手口は、大きく以下のように分けることができます。

 

闇金の様々な手口

紹介屋

スポーツ紙の広告やビラ、チラシなど、「どこも貸してくれない人は相談してください」「債務の多い方、大歓迎」「独自審査」などと宣伝し、あたかも低金利で自社が融資するように思わせて多重債務者等を呼び寄せます。

来店したり電話をかけてきた客に、「あなたの与信状態はよくない。うちで貸せないので他の店を紹介してあげる。」などと言って、いかにもその紹介によって融資を受けられるように装い、紹介料を騙し取る商法で、悪質な金融業者と共謀しているケースもあります。

紹介屋を端的に言うと、申込者に対して「自社で融資できないが、知り合いの業者で借りられるようにしてあげる」というものです。これがなぜ被害につながるかというと、紹介料という名目で融資金額の3~5割を手数料として要求してきます。こんなバカげた話は常人では信じらません。非常に子供だましの手口ですが、ダマされる人はダマされてしまいます。

【特徴】
・融資金額「1000万円」、「金利2.9%」というように正規業者と比較すると異常なほど好条件になっている
・コンピュータ審査なし、担保保証人不要など、似た広告と共通した書式になっている
・貸金業登録番号が、「都(東京都知事の意)で更新番号が?」なっている。
・電話番号がフリーダイヤルのみとなっている。

買取屋

多重債務者の多くは既に何社かの借り入れがあり、クレジットカードのキャッシング枠も利用していることがほとんどです。でもクレジットカードのショッピング枠は大体残っているものです。そこで、クレジットカードで家電製品や金券を大量に購入させ、定価の3~4割で買い取って下取り業者に転売して多額の利益を得るのが買取屋です。

多重債務者はそれでも現金が手に入るので一時しのぎはできますが、いずれクレジットカードの支払請求がきます。たとえば、10万円の商品をクレジットカードで購入し、買取屋に3万円で売ります。一時的に3万円の現金が手に入りますが、後でクレジットカードの請求が10万円きます。結局、さらに債務が増えるだけです。

整理屋

新聞、雑誌等で「あなたの債務を整理・解決します」、「多重債務者もOK、すぐ電話、OOOO番」などと広告し、電話をしてきた者から「整理手付金」等の名目で現金等を預かり、整理を引き延ばしたうえ、整理をしないで次々と騙し取る商法です。

弁護士の名義を借りて法律事務を行う(あるいは名前をかたって法律事務を行うフリをする)事もあります。

090金融

ダイレクトメールやチラシ等に携帯電話の番号しか記載されていない所から「ゼロキューゼロ金融」と呼ばれています。業者側に何か不都合な事があった場合、すぐに雲隠れ出来る様、正体は一切明かしません。

法外な高金利はもちろん、取立も厳しく顧客をとことん追い込んで高金利をむしり取ります。よく電柱にはってあります。

【特徴】
・連絡先が携帯電話の番号になっている
・所在表記がない
・貸金業登録番号の表記がない

システム金融

資金繰りに困った事業経営者に、即日融資をうたい文句に勧誘して、それに応じると担保代わりに手形や小切手を送らせ融資を行います。そして手形や小切手の期日が近づくと、最初の業者は厳しく取立てを迫る一方で、別働隊の違法業者から融資の案内が届いて借り換えを勧誘します。

その結果、この事業経営者に次々と融資を行うのだが、経営者は会社を倒産させまいと必死なので、どんどん借りざるを得なくなります。この方法を繰り返し行うことによって、違法な高金利の借入れを雪だるま式に膨れ上がらせて、最後は破産に追い込みます。

カラ貸し

全く身に覚えのない知らない金融業者から「融資した分を返済してほしい」といった内容のハガキや電子メールなどが届きます。

また、その内容には携帯電話やフリーダイヤルに連絡するように記載されており、「連絡が無い場合こちらから自宅や職場に連絡します。」の様な内容も記載されています。

押し貸し

あなたの銀行口座に突然お金が振込まれます。全く身に覚えのないお金です。2、3日すると振込んだ人間から、振込まれたお金の返還を要求をされます。

この時、振込まれたお金は、あなたが借りた事になっており、高額な金利も一緒に請求されてしまいます。

登録詐欺業者

広告に記載する登録番号の表示に架空の登録番号を使用したり、他の正規貸金業者の登録番号を使用するなどで、正規の登録業者を装う無登録業者です。

チケット金融

高速回数券や商品券などを代金後払いという形で販売し、チケットを指定した金券ショップなどに持ち込むことで現金化させます。業者は一週間後にチケットの販売金額を返済させ、現金化した受取金額と返済金額との差額を利息とみると法外な利息となる。

・闇チケットショップ。

家具リース金融

債務者の家具一式を買い取る売買契約を結び、売買代金としてお金を渡します。そして、業者がその家財道具一式を債務者にリースする旨のリース契約を結び、家具はそのまま家に置き、リース料として法外な利息を取ります。

むろん、リース料金も法律で上限が決められています。同様な手口として車リース金融もあります。

名義貸し

「消費者金融会社の調査」等の名目で「お金を借りるだけのアルバイト」と称して消費者金融会社から金銭を借り受けさせ、一定のアルバイト料を支払った上で「返済はこちらでやっておく」と発行されたカード(暗証番号も)もろとも金銭をだまし取ります。

集まったお金とカードで返済と借入を繰り返すため、返済が行なわれている間は発覚せず、長期間だまされていることに気付かない。

架空請求

クレジット会社等から債権を譲り受けたと偽って債務の返済を求めたり、使ってもいないアダルトサイトの使用料を請求して指定する金融機関の口座に金銭を振り込ませてだまし取ります。架空請求の場合は、無視が一番です。携帯番号が知られていても、住所までは確認できません。また、裁判を起こすなどと脅す場合がありますが、今まで裁判になった事例はありません。

 

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