現在、消費者金融(貸金業者登録数)の数はどのくらいあると思いますか?
その数は平成23年3月末時点で、2,589業者となります。(金融庁調べ)
この数は多いのでしょうか、それとも少ないのでしょうか?
漠然としていてよくわからないかと思います。
では、平成11年の時はどのくらいの数だったのでしょうか。
その数は、30,390業者でした。
今のおよそ12倍です。
と言うことは、12年の間におよそ"12分の1"になったということです。
貸金業者数の推移グラフ
以下は、貸金業者数の推移グラフです。
(財務局貸金業者登録業者数と都道府県登録業者数の推移)
■赤色:財務局貸金業者登録業者数
■青色:都道府県登録業者数
貸金業者数の推移グラフ
貸金業者数の推移表
財務局登録業者とは、ふたつ以上の都道府県に営業所がある金融業者が登録します。
それに対し、営業所がひとつの都道府県にしかない場合は、都道府県知事の貸金業登録となります。
アコム、プロミス、アイフルなどの大手は各都道府県に営業所がありますから、財務局登録業者となります。(特に登録の内容や基準に違いはありません。)
貸金業法の改正などで、今の消費者金融業者は生き残るために必死です。
この数はさらに淘汰されてくるでしょう。
大きくなければ生き残れないので、中小の場合は合併なども起こり得るでしょう。
アコムなどは大手銀行の傘下に入るなどして生き残っています。
それとは反比例して、ヤミ金業者は着実に増えていると思います。
闇金の数は公表などできませんから。