闇金・詐欺業者はこう騙す

闇金業者はこう騙す。被害にあわないためには(後編)

更新日:

【更新日】2017年7月25日

1.名簿屋から名簿を元にダイレクトメールを送付

2.既に登録されている消費者金融業者の番号を不正利用

3.あきらかにおかしい紹介屋の手口

4.ダイレクトメールによる闇金の手口

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名簿屋から名簿を元にダイレクトメールを送付

以下は、行政処分の対象となって実際のケースです。 (引用元:東京都報道資料)

この違法業者は、名簿屋から購入した名簿を元に、東京を中心に関東圏の個人事業主を中心にダイレクトメールを送付していました。

そして、営業当初から高い金利で貸付を行なっていたのです。

顧客には原則として最低10万円から20万円の貸付を行い、貸付に際しては貸付額の3割を事務手数料の名目で天引きしていたとのこと。

10万円貸し付けた場合は7万円(手数料3万円)
20万円貸し付けた場合は14万円(手数料6万円)

貸付期間は10日間から30日間の短期のみ

返済方法は、さらに貸付金額の1割から3割の利息を上乗せして一括返済させることを基本にしていますが、一括返済出来ない場合は、利息だけを返済させるという営業方法でした。

この業者は、東京都在住の男性に、1年間の間に2回、合計105万円を貸し付けました。
実際には手数料37万5千円を引かれるので、実際に手元に残るのは67万5千円となります。

そして9回に渡り分割して支払いその合計は利息を含め、172万5千円です。

法定基準の10倍以上の支払い

67万5千円を法定基準の上限で借りた場合(法定基準は18%)5万5千円ですが、なんと166万9500円を余計に支払っています。

元記事だけでは、毎月の返済額はわかりませんが、毎月15万ほどは利息だけの支払いになります。

ちなみに通常の法定基準の場合は、10万から100万円までは利息制限法により上限18%。
その場合は、毎月1万2千年程の利息の支払いで済むはずです。

闇金の場合・・利息月15万
通常の場合・・利息月1万2千円

その違いは明らかです。

既に登録されている消費者金融業者の番号を不正利用

以下は、行政処分の対象となって実際のケースです。 (引用元:東京都報道資料)

既に登録されている消費者金融業者の商号・登録番号を勝手に使用して、次のような誇大広告をレジャー雑誌に掲載していました。

以下のような内容を雑誌に掲載

■ 業界最大手の当社がお悩み全て解決!!
■ 全国対応おまとめローン大好評受付中!
■ 契約率99.9%
■ 担保・保証人不要 で 100万円迄
■ 最長20年 240回払い
■ 完全固定金利0.2~2.1%
■ レディースローン 0.2%

また、併せて以下の文面も掲載しています。

ご新規のお客様へ 必ずお読みください。
ここ数年、テレビ、新聞でも悪質業者に関するニュースが絶ちませんが、当社は 『 貸金登録店 』 ですから、高利貸し紹介等の業務は一切行っておりません。

広告のとおりのお利息以外に頂く金額もございません。

株式会社(○○○○消費者金融名) 0120-64-×××
お客様相談センター 03-5405-××××
(小さい文字で)
本社事業部/(登録業者名)(登録住所の一部)東京都知事(登録番号)

ここまで-----------------

実際に被害にあわれた方が、都に相談して不正登録であることが発覚しました。

上記の内容について、明らかにおかしい箇所があります。

ありえない誇大広告

この掲載内容についてですが、まず契約率が99.9%など通常の消費者金融業者ではありえません。
銀行も含め金融業者は、お金を貸すことのリスクが発生するため、返せる見込みがある人に対してのみお金を貸しています。慈善事業ではないのですから、全ての人にお金を貸すことはありません。

また、担保・保証人不要で100万円迄と書かれていますが、初めての人にお金を貸す場合、多くても20万から30万円でしょう。実績によって徐々に限度額は上がってくるのが普通です。

さらに完全固定金利0.2%から2.1%とありますが、0.2%の利率で貸せるわけがありません。レディースローン0.2%も同様です。

ちなみに一番安いであろうネット銀行の住宅ローンの固定金利が0.6%です。都市銀行では0.8%です。
まずそれ以下で貸すことはできません。

また別な見方として、お金を銀行に預けたらいくらの利子がもらえるのでしょうか。

今一番利率が良いのが定期預金です。新生銀行で年0.5%というのがあります。

これがどういうことかと言うと、返してもらえないかもしれないリスクを背負ってお金を貸すより、上記銀行にお金を預けたほうがよっぽど賢いやり方ではないでしょうか。

さらに店舗を構えなくてはならないので、店舗費用、事務費用、人件費、光熱費、税金とどを払わなくてはなりません。
まっとうな金融業者であれば、とても0.2%などでは貸すことができないのです。

疑って見ればおかしな箇所だらけですが、お金を借りる立場からすると藁をも掴む思いなのです。

あきらかにおかしい紹介屋の手口

以下は、行政処分の対象となって実際のケースです。 (引用元:東京都報道資料)

この業者は、顧客に融資する意思も能力もないのにもかかわらず、スポーツ新聞等に「1000万円迄振込OKスピード審査なのですぐに借りれます。安心の低金利」などと著しく顧客に有利であるかのように誤信させるような誇大広告を掲載していました。

上記の広告をみて80万円の融資の申込みをした顧客に対し、「当店では融資できないが、他の店を紹介する。紹介手数料として20%を支払ってもらう」などと言って、紹介した他店から融資を受けさせようとし、実際に20%である16万円を支払いました。

上記は実際に摘発された事例です。

これは明らかに紹介屋の手口です。

紹介屋とは、誇大広告を掲載し、お金を貸しますよと宣伝します。ですがもともとお金を貸す意思はなく、他の店を紹介し、紹介手数料をピンハネするという悪徳業者です。

紹介屋の仕事は、個人情報を得ること

紹介屋はいいことずくめの広告を出します。そしてそこに電話をかけると、「融資審査のため、お名前、ご住所、電話番号、勤務先…を教えてください」
と優しく尋ねられます。

「えっ…」などと躊躇していると、「あなたの力になりたいのです。融資しますから・・・」などと、さらに親切に切実に迫ってきたりもします。

個人情報を聞き出したら、もう後は親切にする必要はありません。申込者の弱みを握ったので、これまでの低姿勢からウソのように態度が豹変することもあります。

その後、○○さんを審査した結果、うちではお貸しすることができません。ですが、うちの知り合いの業者で、なんとか借りられるように便宜を図ってあげますよ。と、別な貸金業者を紹介させられます。

ここで断ると、「ここで、断るの?こちらもオタクの為にいろいろと手配してやったんだから、手数料を払ってもらう。払わないんだったら、損害賠償を請求するぞ、それでも払わないんだったら、職場に電話して、会社に払ってもらう。」

などと、個人情報を盾に、かなり強気にお金を請求してきます。

追い込まれ、しぶしぶその業者が指定した業者に出向くと、(住所だけを伝えられ「そこに着いたら連絡をしなさいと」と指示される)なんと大手消費者金融だった・・・・・ということがあります。

裏でいろいろと手を廻したなどと、いいがかりをつけて、手数料をむしりとろうとします。提携した別の闇金業者を紹介したりもします。

電話した側としては、個人情報を握られたという負い目がありますから、むげに逆らえない。紹介屋の仕事は、個人情報を得ることなんです。

こうなったら、もう個人では太刀打ちできません。

紹介屋は、刑法上の詐欺罪にあたりますので関連機関に相談するしかありません。

ダイレクトメールによる闇金の手口

闇金にとってダイレクトメールは利用価値の高いツールです。
名簿屋から消費者金融利用者、ブラックリスト者などの名簿を買います。そして一斉にダイレクトメールを出すのです。

闇金のダイレクトメールですから、当然都合の良い条件が書かれています。
低金利、審査なし、保証人不要、ブラックリストOK、即日融資、借金を一本化・・・など、お金に困っている人はもう飛びつきたくなるほど。

多重債務に悩んでいる人がこのようなダイレクトメールを見ると、怪しいとわかっていながら少しの希望をもって申込をします。
既に他にも借金ををしており、どこからも借りることができない状況なら尚更です。

名簿にはどのようなことが書かれているのか

こうしたダイレクトメールは、名簿屋が持つ多重債務者や、ブラックリストなどの記載者に送られます。このリストは、主な信用情報機関が管理するものとは異なります。

信用情報機関には、ブラックリストと銘打ったリストがあるわけではありません。申込み時に記録されたホワイト情報(一般的な名前、住所、融資額、返済状況など)に延滞等あった場合には、事故情報が追加されていくだけです。業者ごとにも、債権管理のためのリストが存在します。

このようなリストがかってに持ち出され、金銭目的で売られたものが、ダイレクトメールの元になる場合があります。

他にも、各受付が個人の電話応対で客から聞き取った情報を書き取りし(またはコピー)、それをまとめて名簿屋に持っていく場合もあります。
不況が深刻化し、大手消費者金融なども貸し倒れが増えてきたせいで、ノルマや未達成の担当者などの減給なども増えていき、結果、小遣い稼ぎのためにデータの横流しを行う社員もいるのです。

ダイレクトメール(DM)を止めたい場合

封筒の宛名面に赤字で「受取拒否」と書きます。後はポストに投函すれば、相手側に返却されます。(封を開封していない場合)

DM発送はコストがかかるので、いくら闇金でも無駄なコストはかけたくないので、そのうち数は減っていきます。

○どうしても消費者金融を利用しなければならないときは

  • 店頭の登録標識で登録を受けた業者であるか確認し、利用する。
  • 返済能力を考えて、借入額は必要最小限とする。
  • 借入は、できるだけ短期間にし返済期日を守る。
  • 契約書の内容をよく読み、利息、返済期間、返済方法等の契約事項をしっかり確認する。
  • 借入れ時には契約書の写しを、返済時には領収書を必ず受け取り保存する。
  • 完済した時は、契約書の原本を返還してもらう。

○返済に困ったときは

通常の返済ができなくなった場合には、そのままにしておくと利息がかさみ借金がますますふくらんでしまいます。

できるだけ早く、最寄りの公的な相談窓口や弁護士等と相談し、借金の全容を明らかにして返済計画を立て直すことが必要です。

闇金業者はこう騙す。被害にあわないためには(前編)

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