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あるパチプロの話【Part4】詐欺まがいのスペックにため息

2012年3月13日

さて、ようやく当たってくれました。まだまだツキはあるようです。
使ったお金は3万5千円にもなります。

確変が何連荘してくれるかが勝負の分かれ目です。
今日の収支をプラスにしてくれとは言いません。
何とか少しのマイナスで済ませたいところ。

そのためには5連荘くらいはしてほしい。
そうすればもう現金投資はせず、持玉でしばらくは勝負できます。

 

さあ、勝負のとき

そう思っているうちに当たりました。

それは・・・「突然確変」

ふと考えます。
なぜ、もっと早くに突然確変でも良いので当たってくれなかったのかと。
はっきり言って、確変中に当たっても無意味です。

さあ、これからです。

しかし、次の当たりも突確・・・・

打ち出しているとスルーが若干締められており、玉が減っていきます。
ストロークを変えても変わりません。

この時点でこの台を打つ気が無くなりますが、ここは我慢です。
しかしなかなか次の当たりがきません。嫌な予感がしてきます。
その時、偶数絵柄からリーチがかかります。

嫌な予感が的中

なんか嫌な展開だな?

と思ったら案の定、普通絵柄での大当たりとなりました。
普通絵柄でワンセット終了。大当たり回数は4回に増えています。

もう絵に描いたような最悪の展開です。もう溜息しかでません。

本当に突然確変って詐欺以外の何物でもないと思います。
大当たり4回にもかかわらず実質はたったの2回。

大当たりカウンターのみが増えていくのは客にとっては本当に不愉快です。
店側にとっての良い客寄せじゃないですか。
せめて確変中には意味がないので、出ないような設計にしてほしい。

わかりにくい詐欺まがいの台が多すぎる

愚痴になりますが、今の台は突然確変や突然時短などの詐欺まがいスペックが多すぎます。
なので、大当たり確率だけを信じて打つと痛い目にあいます。
それ以外にも特殊な当たり判定をしている機種も多い。

こんな難しい台は、備え付けの説明書を見てもわかりませんし、詳細も書かれていません。
台の不利な情報は載せていないのです。
こういうのを「白い嘘」といいます。大切なことを故意に載せていないということ。

インターネットやパチンコ雑誌を見ても複雑でわからないものもあります。
情報弱者であるご老人などは本当に良いカモでしょう。

さて、勝負に戻ります。
2回の大当たりで、2000玉入るドル箱が1箱と少し。
とても心もとない持玉からの再スタートです。

今度はなかなか当たりません。
回転数はまあまあなので続けていますが、これ以上の現金投資は避けたいところ。
少しずつ持玉が減り、とうとう全て飲まれてしまいました。

もうここまでくればやけくそです。(一番悪いパターンだと分かってはいるのです。)
追い銭を1万円入れてみるも、まったく当たる気配なし。
もうここまでで4万5千円の負けとなりました。

何かがはじけた時

時間はもう夕方の5時。この時間帯ではさすがにこれ以上の現金投資はできません。
取り返せる自信もありません。

ぼう呆然としながら、他を見ずに一直線に外へ向かいます。
外に出て見れば女子高生たちが何やら楽しそうに騒いでいます。
そして仕事帰りなのでしょうか、多くのサラリーマンとすれ違います。

そしてとぼとぼと駅に向かいます。
駅に着くまでの間、今日一日の行動を振り返る。

「なぜこういう結果になったのだろうか、今日は絶対勝って帰るつもりだったのに・・・」
大切な時間と大切なお金使い、何より自分自身の今の情けない姿を恥じました。

とてつもない自己嫌悪。そしてこの時に自分の中で何かがはじけました。

「パチンコはもう終わりにしよう」と

<続き> あるパチプロの話【Part5】孤独な人生との卒業

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