パチンコで負けすぎた話です。特に最近の新台はおかしいでしょう。
某掲示板を見ていた所、あまりにも悲惨な状況を目にしたのでいくつか抜粋してみました。
最近のパチンコ・パチスロは本当に厳しい。
負けるのが当たり前です。
そしてこれが生の声です。
パチンコ大負け
ついに口座の貯金が無くなった。給料日まであと5日3000円で過ごす。
借金は流石にするつもりはないので本日で強制終了。
残高は諸々支払うと10万くらいしかない、毎月そう
一向に浮上しないで減り続ける…
パチンコ自体は月に1~2回だけど必ず6万以上負けてる、しかも今年入って一瞬でも浮いた試しがない
色々と目標も出来たし今月からお金貯めようと思ったのにまた台無しにしてしまった
毎月台無しにし続けて30歳が見えてきた
負ける度に帰り道頭抱えてどうしようって嘆くんだけどどうしようもないんだよな、金は月に一度しか増えないんだから
しかも面白くもない、ミドル1000回回してようやく当てて全部飲まれて消えただけ
手取り17万、家賃7万、食費に3万、光熱費食費諸々2万、パチンコに5万・・・
パチンコなんて打って良い身分な訳がない
無様な死が相応しい
そして私が先日経験した、スロットでの3400回ハマり
・スロットでの大ハマリ&大負けで終了
パチンコで負けるのは当たり前です。
逆に年間通じて勝ててる方は現実的に100人に1人くらいではないでしょうか。
勝てている方は凄いと思います。
今はパチンカーにとっては厳しい時代かもしれません。
パチンコは当然勝つために打ちに行きます。
少しでも増やそう、昨日の負けを取り返そうと。
負けることよりも勝つことに意識が集中します。
今日こそは連荘するんではないかと。
かつてアントニオ猪木も言っていました。
(試合に)出る前に負けること考えるバカいるかよ!
試合に負けたらどうしますか?との質問に対しての答えです。
まさしくパチンカーもその胸中です。
パチンコはなぜ勝てないのか
では、なぜ勝てないのか?
それは、パチンコ店が営利目的で営業しているからです。
下記のページは年末年始12日間のパチンコ店収支データです。
・【2019年】パチンコ店はこれだけ儲かっている!!(データで検証)
営利目的(金儲け)で営業しているため、そんなに儲けさせてくれたりはしません。
そんなことは頭ではわかっていることだと思います。
ですが、本当にわかっていますか?
自分だけは勝てると思っていませんか?
では、実際に自分が経営者の立場に立って考えてみればわかりやすいかと思います。
パチンコ店を経営するためにはこれだけの費用がかかります。
- 店舗賃貸契約費用
- 家賃
- 駐車場・駐輪場の用意
- 店舗改装費
- 設備購入・維持費
- 新台入れ替え機種費用
- 人件費
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
- 清掃費用等・・
ここに更に会社にとっての利益が入ります。
これ、全て打ちてが払っているわけです。
店舗規模によってさまざまですが、毎月何千万、何億円となるでしょう。
特に家賃や人件費、台の入れ替えなど、毎月毎月多額の費用がかかります。
これだけお金がかかるのに、お客に出せると思いますか?
以下の動画の店は、今どうなっているかわかりませんが、これではお客さんに還元できるはずもありません。
まだ20時過ぎなのに客が少なすぎます。この人達から回収するしかありません。
出すなんてとんでもない。回収のみです。
出せるはずがないんです
そしてどんどん規模が小さいパチンコ店は潰れていきます。
生き残る店はマルハンやダイナム等の集客力のあるチェーン店のみ。
◆長年客を騙し続けていたパチンコ店の末路 Youtube動画(2分45秒)
昔はまだよかった
昔のパチンコはまだましでした。
- パチンコ台の値段も安かった
- 低換金率だった
- パチンコユーザーがたくさんいた
- 勝てるイベントが多かった
パチンコ、パチスロ台の値段が安かった
1990年代(今から20数年前)は、パチンコ台の値段は1台15万~20万でした。スロット台で30万前後。それが普通でした。
ですが今はどうでしょう?
パチンコ台、スロット台共に50万円前後の台が当たり前です。さらに入れ替えスピードが早い。
新台で入れても2、3ヶ月ですぐに飽きられてしまう。そうなると更に新台を入れなければならなくなります。
機械代も高いし、入れ替えも早い。その分のお金はどこから出るのか?
当然打っている「客から回収する」しかないんです。
一昔前は新台入れ替えはどこも釘を開けて出していました。ドル箱が下に山積みになっていたものです。
今はどうでしょうか?
逆に釘など開けていません。(今は開けたら違法になりますが)
回らなくても新台だから客は座ってくれます。開ける必要などありません。
たとえドル箱が積んであったとしてもまぐれ当たりが続いただけ。今の台はノーマル機のように遊べる台ではないので、出るか出ないかの2択しかありません。
たまたま連続で当たりを引いただけであって、長く続ければ続けるほど必ず負けるようになっています。
昔は低換金率だった
今の店は等価交換か、もしくは3.57交換くらいが主流かと思います。パチスロの場合は5.6枚交換でしょうか。以前は、2円~3円の交換率のパチンコ店が大多数を占めていました。
一見したところでは等価交換の方がメリットがあるように思えます。
1万発出たら、それだけで4万円になるわけですから。
ちなみに2.5円交換の場合は、2万5千円にしかなりません。
ですが、これが大負けする原因なんです。
1玉が2.5円交換の場合は、借りるときは1玉4円なので、借りた時点で既に店側に利益が出ていました。なので、その分多くの出玉を出すことができたのです。
持ち玉になった時は新たに玉を借りる必要はないし、ある程度持ち玉で遊ぶこともできました。逆に持ち玉になってから長く楽しめたのです。
ですが、今の交換率1玉が3.5円~等価のところでは店側が出したくても出せないんです。
店側も慎重にならざるおえない。
今の台はギャンブル台です。出る時は2万発、3万発も出てしまいます。
出さないようにしても、まぐれ当たりで出る時もあるんです。
その代わり吸い込みも激しくなり、負ける時は5万以上が当たり前。
勝つ時は大きく勝つが、負ける時は大きく負ける。そして長く続ければ続けるほどトータルでは負けてしまう。それが今のパチンコです。
パチンコ・パチスロユーザーが減ってしまった
パチンコユーザーが昔よりもだいぶ減ってきました。
遊技人口も全盛期の3分の1程と言われています。
平成27年遊技人口:約1070万人
(日本遊技関連事業協会調べ)
パチンコ人口が3分の1へ ⇒ パチンコ屋というギャンブル場
限られた客の中から利益を出さないといけません。当然一人あたりの負債も大きくなります。
昔は1万、2万の負けで済んでいたものが、今では5万や6万負けはあたりまえ。
それだけ客から回収しないと店側が潰れてしまいます。
平成28年パチンコ店の数:約10,986店舗
(全国日本遊技事業協同組合連合会調べ)
実際にパチンコ店は平成8年の約1万8千店から平成28年では約1万1千店と減っています。約4割も潰れたことになります。
その多くが中小零細のパチンコ店です。
ですが驚くことにパチンコ台、パチスロ台の総設置台数は変わらないんです。
パチンコ店が4割減ったのに、パチンコ・パチスロの台数はあまり変わらない。
平成28年設置台数:約4,525,253台
(全国日本遊技事業協同組合連合会調べ。)
※パチンコ台、パチスロ台合計)
パチンコ店の数、台の数 ⇒パチンコ店、パチンコ台、パチスロ台の数
ということは、中小のパチンコ店が潰れ、大型店(チェーン店)が増えているということ。
大型チェーン店が進出し、地域に根ざしていた小さなパチンコ店が2店潰れたという構図です。
勝てるイベントが多かった
一昔前は店側がたくさんのイベントを行なっていました。
特に新装開店や新台入れ替えなどは大盤振る舞い。とにかく新台に座れれば勝つことができたんです。パチスロでもひと島オール6等のイベントや、抽選で設定6に座れるということもありました。
女性専用席で甘い釘設定というのもあったのです。
今では考えられませんが、出る台、出ない台がとてもわかりやすかったんです。
ですが、今は規制規制のオンパレード。店側がイベントでお客を煽るなんてとんでもないこと。マイクパフォーマンスも当然不可。
今は来店イベント等もありますが、今後は更に厳しく規制されていくことでしょう。
◆20年前のパチンコ新装開店(1993年)Youtube動画(1分5秒)
パチンコで大負けしないためには
では大負けしないようにするにはどうすればよいか。
打たないのが一番良いのですが、まずは、ギャンブルから遊技へと見方を変えなければなりません。
パチンコとは遊技であり、娯楽として行う「遊び」なんです。
時間を潰すための遊びです。そこに勝ちを求めてはいけません。
でも、少しはドキドキわくわく楽しみたい。
その場合は、
・低玉貸店で打つ
しか解決策はありません。
今は1円パチンコ以外にも、0.1円パチンコや0.2円パチンコ店も増えてきていす。
0.1円パチンコの場合は、1000玉借りても100円です。
500円もあれば一日遊べるのではないでしょうか?
でも回らないことが予想はされますが・・・・・
最後にハイエナ。これはスロットの天井狙いや設定狙いで稼ぐやり方です。
ですが、これはもう楽しむためというよりは仕事です。ホールに1日中徘徊し、目星の台を見つけて”期待値”というのを稼いでいくやりかたです。
勝てるかもしれませんが、いろいろな意味を含めてオススメはしません。
パチンコは本来、楽しいものです。
勝ったものをタバコやチョコレートなどのお菓子と交換する。それだけで良かったはずなのに、いつの間にか店側も客側も欲を出しすぎてギャンブル化したのです。
そしてギャンブル依存の問題も深刻です。それを放置したのは国の責任。そこにはいろいろな利権が渦巻いています。
パチンコ自体を否定はしません。ですがもしパチンコで負けている人がいるのなら、負けて当然であるという認識にマインドを変えていきましょう。
そうしないと借金とストレスが溜まる一方です。
さいごに
2018年7月20日にカジノを含むIR実施法が、可決・成立しました。
これで日本でのカジノの設置が認められることになり、正式なギャンブル場の誕生です。
場所は日本国内で3箇所を予定しており、まだ決まってはいません。
カジノへの入場料が6000円。週3回、月10回までと入場が制限されます。
カジノをめぐってギャンブル依存症の問題が議論されていましたが、「はぁ?」という感じでした。
パチンコ、パチスロは貧乏人のギャンブル。カジノは金持ちのギャンブル。
これで棲み分けがきっちりとできたわけです。
パチンコは入場料無料、回数制限無し、使うお金も制限されません。そこに規制はないのです。