パチンコ依存症

公務員が闇金に借金。意外に多い公務員のギャンブル依存

2017年9月18日

借金をする公務員は意外に多いのが事実です。公務の仕事はストレスが貯まることが多い。ストレス発散のためにいろいろな趣味に没頭します。

パチンコもその一つ。ストレス発散にはもってこい。嫌な事を忘れてパチンコだけに没頭することができます。
しかし度が過ぎるとギャンブル依存になることも珍しくはありません。

ギャンブル依存症の後に待ち受けるのは借金。
ギャンブル依存と借金はセットです。それは本当に怖いもので、一度やったら借金も癖になります。
どこにも借りれなくなった時、闇金通いが始まります。

少し古い話になりますが、読売新聞に掲載された記事内容です。

尾道市は、パチンコなどの遊興費のためヤミ金融から借金をして職場の秩序を乱し、地方公務員法で禁止されている無許可のアルバイトをしたなどとして、因島総合支所施設管理課の男性主事(37)を、同日付で停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

発表によると、主事はパチンコやスロットなどに使うため借金し、返済の催促が職場にもあったため、口頭注意を受け、2度と繰り返さない内容の誓約書を提出した。しかし、2週間後にはパチンコなどを再開し、借金を繰り返した上、処分後に義務付けられた上司への報告で「パチンコなどはしていない」と偽り続けた。さらに借金返済のため4月から約5か月間、週末の深夜に同市内のコンビニエンスストアでアルバイトをしたという。

8月末にアルバイトが発覚し、市が事情を確認していた。借金の元金は最大で約21万円だったが、主事は法外な金利の支払いに追われ、7業者から順番に金を借りていたという。主事は「停職中は入院し、『ギャンブル依存症』の治療に専念したい」と話しているという。

 

ギャンブル依存症の恐怖

公務員はアルバイトをしてはいけません。そのように法律で明記されています。
理由は「与えられた職務に忠実でなければならない」からです。

今回の事件は無断でアルバイトしていたことで停職処分となっています。
ですがそもそもの原因はパチンコです。パチンコ依存による借金です。

法外な金利の支払いに追われてとあるので、闇金を利用していたことがわかります。
当然闇金に借りる前に消費者金融にお金を借りているはずなので、総額はかなりの額になっていたのではないでしょうか。

アルバイトをしなければ返済できない額なので、月20万近くの支払いはあったのではと推測されます。

職場に借金の催促が来たにも関わらずパチンコを辞めることができなかったのです。
借金をパチンコで返したいというのと、パチンコをしたいという欲求があったのでしょう。

自分で停職中は入院し、ギャンブル依存の治療に専念したいということは、自分の意思では到底止めることができないと覚悟を決めたように思えます。

パチンコ依存症

公務員と借金

闇金や金融機関にとって、公務員が一番安心してお金を貸すことができる属性です。
給料も安定しているし、ボーナスも業績に関係なく必ず支給されます。何より潰れる心配がありません。
いざとなれば退職金もあてにできます。

借りる方も同じです。
公務員はお得意様なので、簡単にお金を借りることができます。それが原因で借りすぎてしまって返せなくなること多いのです。
今回は闇金含め7業者からお金を借りていました。普通はそれだけ借りていれば貸す方も慎重になるはずです。

公務員は安定はしていますが、大企業のように高収入ではありません。一度返済を滞ってしまうと、返せなくなることもあります。

パチンコと借金が身を滅ぼす

  • パチンコで借金をして返済できなくなる。
  • 職場に催促の連絡がきて、借金とパチンコのことがバレてしまう。
  • もうパチンコはしないと約束する
  • 借金返済のためにアルバイトしていることが発覚し停職となる。

上記が事件の流れです。良くあるパターンだと思います。

パチンコはほとんどの人が負けるようにできているギャンブル。
ギャンブル依存の場合、たとえ借金しようがパチンコを止めることができません。
家族に対しても嘘をついてパチンコと借金を繰り返します。

今回の件では本人もギャンブル依存症だということを認めています。

ギャンブル依存は1人ではなかなか治すことが難しいので、自助グループや薬物療法が効果的です。
ギャンブル依存症について、以下のページもご覧ください。

ギャンブル依存症の治し方
パチンコ依存症の克服 解決まで

 

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